

惣菜部門
基礎知識

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🌈 本教材の記載内容は一般的なものとなっていますので、実際の仕事では、各社のルール、マニュアルに則って、作業を行ってください。

店舗で優先されるのは、特別な商品ではなく、売れ筋の商品が安心できる品質で必ず品切れすることなく売場に揃っていることです。
特に惣菜は、『 必要な時に、必要なものを、必要な量だけ』便利に買えることが求められます。
例えば、スーパーマーケットの惣菜で揚げ物が多いのには理由があります。
それは、家庭で揚げ物をする機会が減ったからです。
天ぷらを作ると油も含めて色んな材料と器具を使い、また、その後片づけも大変です。
忙しいお客様の家庭料理の一部を代行し、より豊かで健康的な食卓を実現することで、お客様が持つ『食への問題解決』をサポートすることが惣菜部門の使命です。
さらに、季節の食材を積極的に取り入れることで、知ってはいても、家庭では、料理して味わいづらい、日本の四季折々の様ざま旬の味わいを提供することもできます。
また、煮物や和え物、てんぷらやお弁当などの和風総菜は地域性が強く、地域の天候や気温によって、好まれる塩分、糖分に違いがあり、基礎調味料のしゅう油や味噌などもその地域特有のものも多く、地域に密着した商品を提供することで地域の郷土料理や地域の食文化を伝承する役割も担っています。

そのため、惣菜の品質や味で、その店舗が評価されるお店の看板とも言える部門となっています。
惣菜部門には、特に以下の特徴があげられます。
➊ 惣菜の商品は、各社ごとに内容や味が異なります。
※ 惣菜は、各社独自の商品であり、その取り組み方、担当者の技術が格差となります。
➋ 安全・安心・品質・味とあわせて「見栄え」が重要 ※ お客様が商品を購入する時、まず、おいしそうであることが第一の条件となります。
➌ 1日の中で時間帯によって売れる商品群・サイズが変化 ※ 店舗の立地によっても異なりますが、時間帯別の品揃えが重要になります。
➍ 店舗の立地(商圏内の客層)に品揃えが大きく異なります。
※ 特に惣菜は年齢層による嗜好に差があり、若年層はフライや唐揚などの揚げ物や肉類が好まれ、年配者には、煮物やサラダ、和風のお弁当などが好まれます。
➎ 値入率は高いが、ロス率が高い
天候や曜日による客数の増減への対応、特に時間帯ごとに刻々と変化する売れ筋商品に関して、鮮度、品質、見栄えの良い、おいしい商品を提供することが、お客様から支持をいただく鍵となります。
そのために、専門的な知識、技術が要求されるは言うまでもありません。
そして、もっとも大切なのは、惣菜部門で働く皆さんの新しい発想と工夫です。
それぞれの店舗の商圏内のお客様が求める商品を見極め、健康にも留意しながら、安全・安心な商品を提供して行くことは、単に作業をこなすのではない楽しさを見出します。
●さまざまな技術と工夫がこれは、各社それぞれで設定されていますので、必ず確認してください。
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ライン |
クラス |
アイテム |
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寿 司 |
寿司 |
にぎり寿司 |
生盛合せ |
魚屋の寿司 |
押し寿司 |
細巻 |
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中巻 |
太巻 |
手巻 |
巻盛合せ |
ちらし寿司 |
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いなり寿司 |
その他寿司 |
寿司包材 |
寿司原材料 |
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その他 |
その他 |
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惣 菜 |
和惣菜 |
温煮物 |
冷煮物 |
和惣菜その他 |
玉子焼 |
茶碗蒸 |
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和え物 |
酢の物 |
既製品 |
漬物 |
みそ汁 |
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その他 |
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焼き物 |
焼き物チキン |
魚介類焼き物 |
焼き物豚 |
その他焼き物 |
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フライ |
フライ肉類 |
魚介類フライ |
その他フライ |
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コロッケ |
ポテトコロッケ |
クリームコロッケ |
その他コロッケ |
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天ぷら |
天ぷら盛合せ |
野菜類天ぷら |
魚介類天ぷら |
その他天ぷら |
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唐揚 |
唐揚チキン |
魚介類唐揚 |
唐揚すりみ |
その他唐揚 |
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洋惣菜 |
サラダ |
生野菜サラダ |
マリネ |
その他サラダ |
その他洋惣料理 |
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調理パン |
サンドイッチ |
調理パンその他 |
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スナック |
ピザ |
グラタン |
ドリア |
スナック その他 |
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中華 |
中華料理物 |
シューマイ |
ギョウザ |
春巻 |
飲茶 |
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中華その他 |
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米飯 |
弁当 |
丼物 |
おにぎり |
赤飯 |
おこわ |
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ライス物 |
その他米飯 |
米飯包材 |
米飯特注 |
米飯原材料 |
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麺類 |
麺類 |
その他麺類 |
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その他 |
その他 |
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和菓子 |
餅類 |
おはぎ |
団子 |
和菓子 |
その他和菓子 |
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洋菓子 |
洋菓子 |
その他洋菓子 |
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特注そのの他 |
オードブル |
部門落し |
特注打込み |
特注その他 |
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おせち |
おせち |
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催事 |
デリカ催事 |
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テナント |
テナント |
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原材料調味料 |
油 |
調味料 |
その他調味料 |
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原材料素材 |
粉・穀類 |
野菜 |
缶詰 |
漬物 |
肉類 |
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魚類 |
加工類 |
半製品 |
その他素材 |
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包装資材 |
トレイ 一般惣菜 |
トレイ 寿司米飯 |
フィルム |
箸 |
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ラベル |
その他 包装資材 |
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商品の価値、付加価値を最高の状態で提供する為に商品特性に応じて商品の温度帯を設定します。
【温度帯別の商品群】
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ホット惣菜 |
温蔵・常温 |
焼き物、天ぷら、フライ、コロッケ、カツ類、唐揚、スープ類、麺類、その他 |
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チルド惣菜 |
冷蔵 |
和惣菜、煮物、サラダ、和え物、中華惣菜 |
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米 飯 類 |
常温・涼冷 |
寿司類、弁当類、丼物、おにぎり、 混ぜ・炊き込みご飯、その他 |
【温度帯別のコーナーづくり】
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チルド惣菜 |
涼冷惣菜 |
非冷惣菜 |
温蔵惣菜 |
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0~5℃ |
10~17℃ |
20℃(常温) |
55℃以上 |
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和風・洋・チルド惣菜 |
寿司・サンドイッチ |
弁当・料理惣菜 |
揚物、スープ、シチュー等 |
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管理 温度帯 |
ライン |
クラス |
アイテム |
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要冷売場 0~5℃ |
チルド 惣 菜 |
和惣菜 |
きゃらぶき、しそ昆布、葉唐辛子、佃煮類、ザーサイ油炒め、卯の花、白和え、ゴマ和え、もずく、くきワカメ、酢の物等 |
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煮 物 |
筑前煮、野菜煮、きんぴらゴボウ、大根煮、ヒジキ煮、切り干し大根、煮魚類 |
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サラダ |
ポテトサラダ、マカロニサラダ、ジャーマンポテトサラダ、スパゲッティサラダ、コールスロー、ハムサラダ、フルーツサラダ、春雨サラダ、牛冷しゃぶサラダ、中華サラダ、棒々鶏 |
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中華惣菜 |
餃子、焼売、肉団子、肉巻、春巻、チリソース煮、セットもの |
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要涼冷売場
10
~17℃
一部 常温可 |
米 飯 その他 |
巻寿司 |
鉄火巻、新香巻、納豆巻、かんぴょう巻、サラダ巻、手巻きセット、太巻 |
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握り寿司 |
トロ、穴子、ヒラメ、タコ、イカ、サーモン、ホタテ、ウニ、カツオ、タイ |
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その他寿司 |
押し寿司類、マス寿司、姿寿司、稲荷寿司、ちらし寿司 |
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弁 当 |
幕の内、焼肉弁当、サケ弁当、のり弁当、フライ弁当、トンカツ弁当、ソバ弁当、中華弁当、煮魚弁当 |
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丼 物 |
カツ丼、天丼、親子丼、うな丼、そぼろ丼、照焼丼、焼き鳥丼、カレーライス |
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おにぎり |
たらこ、サケ、ウメ、シーフード、焼肉、昆布、五目、天結び、焼おにぎり、セットもの |
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ご飯もの |
白飯、炊き込みご飯、混ぜご飯、赤飯、釜飯、焼飯、中華チマキ、ドリア、ドライカレー、チキンライス、パエア、リゾット |
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パン類 |
三角サンドイッチ類、バーガー類、クロワッサン、調理パン類 |
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焼き物 |
焼き魚(サケ、サンマ、イワシ、ほっけ、うなぎ、カレイ、イカ…)、焼き鳥(モモ、ネギ間、砂肝、皮、つくね…)、ローストチキン、ハンバーグ |
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非冷売場 温蔵売場 55℃
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ホット 惣 菜
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天ぷら |
エビ、イカ、かき揚げ、ナス、ゴボウ、ニンジン、イモ、しいたけ、揚げ玉 |
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フライ |
トンカツ(ヒレ・ロース・串カツ)、チーズ入りカツ、メンチカツ、ササミカツ、チキンカツ、エビフライ、イカフライ、カキフライ、白身フライ、フライドチキン、ササミフライ、イカリング揚げ |
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コロッケ |
ビーフ、野菜、ジャガイモ、コーン、カボチャ、クリーム(エビ・カニ)、カレー、やきそば |
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唐 揚 |
鶏肉(骨なし・骨付・パプリカ・カレー・ガーリック)、手羽元、手羽先、手羽中、チューリップ、チキンスティック、わかさぎ、カレイ、イカ下足、あんかけもの |
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その他 |
揚げ餃子・焼売、春巻、アメリカンドッグ、フレンチドッグ、ピロシキ、 大学いも、揚げ豆腐、薩摩揚げ、フライセット、山賊揚げ |
お客様の立場から見て買いたくない商品が売場に並ぶことのないよう、品質チェックのキーポイントを確認して下さい。
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商 品 群 |
鮮 度 ・ 品 質 チェック内容 |
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天ぷら |
Ø 天衣の付いていない個所や厚く付き過ぎている箇所がある。 Ø 全体に揚げ過ぎで焦げている、又、揚げ足らない。 Ø かき揚など形状が変形している。 |
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フライ ・コロッケ |
Ø パン粉が白くふやけている(水蒸気が溜まる為) Ø 唐揚げが揚げ過ぎて全体に焦げ茶色で硬い、又は揚げ足らなく色は薄茶 |
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焼き物 |
Ø 焼き過ぎて焦げている、魚の皮が剥がれている。 |
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焼き餃子 |
Ø 焼き過ぎて皮が焦げている Ø 焼きカスが黒く商品に付いている。 |
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弁当 |
Ø おかずがバラけて片方に寄っている。 |
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生寿司 |
Ø マグロネタが変色して、赤身が鮮明でない。 Ø 鉄火巻の芯が変色している。 Ø 切り口や海苔にシャリが付いている。 Ø 巻寿司のカット高がバラバラで、形が変形している。 |
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煮物 |
Ø 変色している(特に青味の野菜) |
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サラダ・マリネ |
Ø 変色している(特に青味の野菜) |
おいしくて、売れる商品(例) 惣菜の商品は、各社それぞれの仕様(内容)と加工方法で 商品づくりが実施されますので、決められた作り方で加工する ことが優先されますが、売場に並べる商品について、以下の キーポイントを参考にチェックし、改善が可能であればできるだけある べき状態になるよう心掛けてください。
特に陳列状態での見栄えで、売れ行きは大きく左右されますの で、注意が必要です。
揚げすぎていない。※ 肉質が柔らかこと
パン粉が立っている方が顔(表)であり、パック、陳列に注意する。
パン粉が、サクッと揚がっている 2~3個食べても胸焼けを起こさない。
揚げた衣はきれいなキツネ色で香ばしさがある。
フライ同様揚げすぎていないこと 表面が焦げていない。 外側はカリっと、中味はふんわりとジューシーである。
衣の味付けがあまり濃くない。
中身の材料にきちんと味付けがされている。
フライ同様揚げすぎていないこと 表面が焦げていない。 外側はカリっと、中味はふんわりと ジューシーである。
衣の味付けがあまり濃くない。
中身の材料にきちんと味付けがされている。
煮物はその地域性が良く出ていて、味付けが良い。 家庭で作るよりおいしく、尚価格は手頃 味付けのベースは化学調味料でなく、ダシを十分にきいている 材料に応じた下ごしらえがされており、煮崩れていない。
商品によって煮汁が含まれている。
ポテト、マカロニサラダはポテト、マカロニに味付がきちっとされている。 酸味があまり強くない。
マヨネーズサラダ) 野菜類がシャキッとして新鮮である。
価格帯がこなれている。
皮にきれいな焼き目が付いている。(焦げすぎていない) 照焼は表面につやがある。
(反対にタレが濃く塗りすげていない) 塩焼は尾びれ、背びれにつけ塩がきちんと付いている。
焼き過ぎて味がパサついていない。
漬け魚(西京漬け、粕漬け、等)は身にしっかり味付がされている。
野菜類は素材の色が残っており、食感がある。 材料に下味付けがされておりタレの味が美味しい。
具材の魚介、肉類が炒め過ぎて固くなっていない。
焼き餃子は皮に焦げ目がきれいに付いており、パリッとしている。
おかずのバランスが取れている。 揚げ物に片寄っていない。
おかずは主菜の他に煮物又はサラダ、卵焼、漬物又は和え物が1品付いている。
見映えは全体に明るくなるように、カラー(赤、黄、緑)を使用している。
ご飯の炊きあがりにバラツキがない。
おかずが崩れないように隙間なく詰め合わせている。
シャリに甘酢がきちんと効いている。(東日本は甘みが淡く、西日本は甘みが強い)
マグロの赤色を筆頭にネタの色が鮮明でツヤがあり鮮度が良い。
シャリとネタサイズのバランスがとれている。
例)マグロで シャリ 22g ネタ 12g
(寿司が冷えすぎてシャリが固くなっていない
惣菜は原則として、販売期限で言うとD0です。
在庫日数が2日になるのは、油や粉等の原料在庫があるからです。
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品名 |
消費期限 |
販売期限 |
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米飯 |
D0 |
D0 |
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寿司 |
D0 |
D0 |
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天ぷら・フライ |
D0 |
D0 |
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肉惣菜 |
D0 |
D0 |
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魚惣菜 |
D0 |
D0 |
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和惣菜 |
D0 |
D0 |
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洋惣菜 |
D0 |
D0 |
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中華惣菜 |
D0 |
D0 |
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ベーカリー |
D1 |
D0 |
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食事パン |
D1 |
D0 |
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菓子パン |
D1 |
D0 |


食物アレルギーとは?食物アレルギーとは、特定の食品を食べたり接触したりすることで、体がその食品の成分(アレルゲン)を異物と認識し、免疫が過剰に反応することで、じんましん、湿疹、咳、下痢、腹痛などの症状が引き起こされる病気です。

🔶 食物アレルギーの原因食品は、四大原因食品と言われる「鶏卵」「牛乳」「木の実類」「小麦」が多く、4つの合計で全体の7割以上を占めています。
食物アレルギーには有効な治療法がないため、原因となる食物を食べないことが予防・治療になることはいうまでもありません。
そのため、 アレルギー表示はお客様の健康と生命を守るための重要な表示です。
アレルギー表示は、食品表示法によって定められています。
🔶 食物アレルギーでは、最悪 の場合、呼吸困難や血圧低下、意識障害など全身に劇的な反応が起こり、 生死にかかわる危険性があります。(アナフィラキシーショック)
【表示例】



2️⃣ 表示が推奨されるもの
【表示義務のない商品】
💥 食物アレルギーの原因食品(2023年) 💥





食品添加物とは?食品添加物は、食品を加工したり、保存したりする目的で、使用されるもので、当然、安全であることが、絶対条件として添加され、法律に則って表示が義務付けられています。
安全・安心に対する目が厳しくなる中、お客様の疑問や不安に対して、いつでも説明できるよう食品添加物について理解しておく必要があります。
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食品添加物の種類 |
目的 |
代表的な食品添加物 |
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甘味料 |
食品に甘味を付加 |
キシリトール、アセスルファムカリウム、スクラロース、サッカリン、ステビア、 ソーマチンなど。 |
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着色料 |
食品を着色し、色調を調節 |
クチナシ黄色素 食用黄色4号。アナトー色素 |
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保存料 |
微生物の繁殖を防いだり、変質を防止。 |
ソルビン酸、安息香酸、しらこたん白抽出物、ソルビン酸、プロピオン酸、ポリリジン |
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増粘剤 安定座 ゲル化剤又は糊料 |
食品に粘り気を与えたり、安定性を向上 |
ペクチン、カラギナン、カルボキシメチルセルロースナトリウム |
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酸化防止剤 |
油脂などの酸化を防ぎ保存性を向上 |
ビタミンC、エルソルビ、、ナトリウム |
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発色剤 |
食品を加工、又は保存するときの変色や退職をの防止 |
硝酸カリウム、亜硝酸ナトリウム、硫酸ナトリウム |
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漂白剤 |
食品の中の有色物質を除去し、白くする |
次亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム |
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防かび剤 又は防ばい剤 |
外国産のオレンジ、レモンなどのかんきつ類やバナナなどのかびの防止 |
次亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム |
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乳化剤 |
本来混じり合わないものの境界面で働いて、均一な状態を作る作用 例えば水と油を均一に混ぜ合わせる |
次亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム |
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膨張剤 |
ベーキングパウダーとも呼び、ケーキなどをふっくらとソフトにする |
イマザリル、オルトフェニルフェノール、ジフェニール |
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調味料 |
食品に旨味成分を付加し、味を調整 |
グリセリン脂肪酸エステル、サポニン |
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酸味料 |
食品に酸味を付加 |
クエン酸、L-酒石酸、乳酸 |
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苦味料 |
食品に苦味を付加 |
カフェイン(抽出物)、ナリンジン、ニガヨモギ抽出物 |
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光沢剤 |
食品からの水分の蒸発を防いだり、 逆に湿気から食品を保護 |
シェラック、パラフィンワックス、ミツロウ |
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凝固剤 |
豆腐やコンニャクを固めるために使用 |
塩化マグネシウム、グリコノデルタラクトン、水酸化カルシウム |
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イーストフ-ド |
パンのイーストの発酵をよくし、弾力を付加 |
硫酸カルシウム、炭酸アンモニウム |
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pH調整剤 |
食品のpHを調整し品質を保持 |
DL-リンゴ酸、乳酸ナトリウム |
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かんすい |
中華めんの食感、風味を出す |
炭酸カリウム(無水)、ポリリン酸ナトリウム |
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ガムベース |
チューイングガムの基材 |
エステルガム、チクル |
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栄養強化剤 |
栄養素の強化 |
ビタミンA、乳酸カルシウム |
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香料 |
食品に香りをつけ、食欲の促進 |
合成香料、天然香料 |
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製造用剤等 |
統一的な用途名によって分類することが難しい添加物について便宜上まとめたもの |
かんすい、結着剤、消泡剤、抽出溶剤、日持向上剤、ろ過助剤 |

➊ この添加物大丈夫かしら? ➋ この添加物は・・・の目的で・・・
3.食中毒
食中毒とは?
食中毒とは、食中毒を起こす元となる細菌やウイルス、有毒な物質がついた食べ物を食べることによって引きおこる下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状などのなどの健康被害(病気)のことです。
食中毒の原因や元の量によって、症状や食べてから発症までの時間はさまざまですが、時には命にも関わることもあるとても怖い健康被害で、過去には多くの人命が失われた大規模な集団食中毒事件も発生しています。

🔶 食中毒は、お客様が腹痛・下痢などで苦しむだけでなく、生命さえも失う可能性があります。
そして、その発生による信頼の喪失は、簡単に取り戻すことができないのです。
🔶近年の食中毒は、高温多湿の梅雨~夏期だけでなく、一年中全国で発生しており、深刻で大規模な食中毒事件も後を絶ちません。
食中毒の原因は、細菌・ウイルス・自然毒・化学物質・寄生虫など様ざまですが、会社ルールに則った適切な衛生管理・温度管理・期限管理により、その発生を確実に防ぐことができます。
商品購入後のお客様による家庭での保存や調理も食中毒に直結しますので、正しい情報を的確にお伝えすることが大切です。
食中毒の分類|
細菌性 |
感染型 |
一定の数以上に増えた細菌が、人の消化管内で定着・増殖 することが原因で健康上の障害を引き起こすもの サルモネラ菌・腸炎ビブリオ菌・病原性大腸菌など |
|
毒素型 |
食品内で細菌がつくり出した一定量以上の毒素が原因で健康上の障害を引き起こすもの ウェルシュ菌・ブドウ状球菌・ボツリヌス菌など |
|
|
感染毒素型 |
感染した後に毒素を作りだすもの 病原大腸菌(含むO-157)など |
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自然毒 |
動物性 |
魚毒(ふぐなど)、貝毒など |
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植物性 |
毒キノコ、ジャガイモの芽など |
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| 化学物質 |
重金属(スズ、カドミウム、ヒ素化合物、鉛 など)、農薬、洗剤、ヒスタミン など 化学物質によるもの |
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原 虫 |
クリプトスポリジウム、サイクロスポラ、赤痢アメーバ、トキソプラズマ など原虫 に よるもの |
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寄生虫 |
アニサキス、旋尾線虫、横川吸虫 など寄生虫によるもの | |
主な食中毒の発生数(事件)の推移
➐ 腸炎ビブリオ ➑ アニサキス
食中毒の月別の発生数(事件)(2024年)
主な食中毒の原因と特徴
➊ カンピロバクター
◆ 主な原因食品
加熱不十分な食肉(特に鶏肉)
◆ 主な発生時期
年間発生しているが、増加する時期は、6月~11月
◆ 主な症状
下痢・腹痛・発熱・吐き気・嘔吐
◆発症までの時間
2日から6日と長い
◆予防方法
・十分な加熱調理(特に鶏肉・牛肉)・生肉で使用した調理器具は、 他の食品の調理で使わない。
・生肉と調理済食品は別々に保管
➋ ノロウィルス
◆ 主な原因食品
二枚貝(生ガキ・加熱不十分な貝)
◆ 主な発生時期
9月頃から発生し、冬場1~3月がピーク
◆ 主な症状
吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・軽い発熱
◆発症までの時間
24時間~48時間
◆予防方法
・十分な手洗いと 手洗い後の消毒
・十分な加熱調理


➌ サルモネラ属菌
◆ 主な原因食品
鮮度劣化した生卵、加熱不十分な食肉(特に鶏肉)
◆ 主な発生時期
5月~11月
◆ 主な症状
腹痛・激しい下痢・発熱・嘔吐
◆発症までの時間
6時間~72時間
◆予防方法
・鮮度劣化した卵・食肉の十分な加熱
・卵は冷蔵庫で保存


➍ ウェルシュ菌
◆ 主な原因食品
大量に調理したカレーやシチューなどの煮込み料理
◆ 主な発生時期
年間を通して発生
◆ 主な症状
下痢・腹痛
(比較的軽症)
◆発症までの時間
6時間~18時間
◆予防方法
・大量の加熱料理は早めに食べるかすぐに低温で保管
*弁当・仕出し・給食などに注意
➎ 病原大腸菌[含むOー157]
◆ 主な原因食品
生食や加熱不十分な肉
*Oー157の多くは牛肉の料理
◆ 主な発生時期
6月~10月
◆ 主な症状
下痢・腹痛・発熱・嘔吐・血便
◆発症までの時間
12時間~8日
◆予防方法
・肉類の十分な加熱調理
・十分な手洗いと手洗い後の消毒
➏ ブドウ球菌
◆ 主な原因食品
おにぎり・弁当・サンドイッチ・ケーキなど手に触れて調理したもの
◆ 主な発生時期
年間を通して発生
◆ 主な症状
吐き気・激しい嘔吐・下痢・腹痛
◆発症までの時間
1時間~3時間(短い)
◆予防方法
・十分な手洗いと手洗い後の消毒
・手・指に傷がある場合、食品に触れない。
➐ アニサキス
◆ 主な原因食品
魚介類の刺身・寿司
◆ 主な発生時期
年間を通して発生
◆ 主な症状
激しい腹痛・下痢・嘔吐
◆発症までの時間
1時間~10時間~数日後
◆予防方法
・調理の際に、目で見て除去
・ー20℃以下で24時間以上冷凍

惣菜・弁当は購入してからそのまま食べる商品であり、又、消費期限も短く、食中毒発生の危険性が一番高い部門とも言えます。
最悪の場合、会社がなくなるという事態に発展する可能性があります。
いくら商品加工技術を磨き、見栄えの良い商品が作れるようになっても、安全・安心な商品を提供するという「衛生管理」ができていなければ、何にもなりません。
そして、的確な衛生管理、鮮度管理を実施すれば、お客様に喜ばれる安全・安心でおいしく健康的な商品を提供できるまさにお店の顔であり、そのために、会社で決められた衛生管理の徹底が求められます。


食品を取り扱う一人一人の心掛け、衛生管理の徹底が、食中毒予防の最大のキーポイント
です。
マニュアル通りの十分な手洗いは当然ですが、爪の長い人、髪の毛の不潔な人、白衣の汚れている人など会社の身だしなみ基準をクリアしていなければ、雑菌をばらまいて作業していることになります。
また、手指にケガをしている人は適切な処置をせずに作業している場合も同様です。
調理用具の管理も大切になり、まな板や包丁の除菌、ダスターの使い分けなど、日頃からの心掛けが細菌を防ぐことにつながります。

●衛生的な手洗い ● 調理器具の洗浄 ● 食品の区分
調理用具の洗浄・除菌と使い分け雑菌はその中に潜み、食品に付着して食中毒などの事故の原因になります。
必ず会社で指定された洗浄 ⇒ 除菌を実施して下さい。
包丁は柄と刃の接合部分に雑菌がたまりやすくなります。
使用後は、刃の部分は当然ですが、接合部分も重点的に洗剤で洗浄する必要があります。
➋ 生食用と非生食用の調理用具などの使い分け まな板や包丁、ダスターなどは「生食用」とそれ以外の「非生食用」に分けることが原則となります。
そして、生食用の食材は、厳重な衛生管理をします。
2️⃣ 細菌を増やさない
細菌は時間がたつと、増殖しますので、迅速な調理・加工を心掛けましょう。
細菌の活動を抑えるために、温度管理が大切です。
売場のケースだけではなく・作業場・蔵庫・冷凍庫の温度チェックに努めて下さい。

●迅速な保管・管理 ● 冷蔵10℃以下・冷凍-15℃以下 ●先入れ先出し
【 商品別、用途別保管 】
主原料 ・・・ 揚げ物、焼き物、煮物、中華、サラダ、弁当、寿司
副原料 ・・・ 調味料、包装資材
商品 ・・・ サラダ、煮物等の調理済み商品
* 特に洗剤、殺菌、漂白剤との区別に注意する
作業の流れ、頻度別に保管
取りやすい位置に保管
【 相互汚染が生じない保管 】
加熱調理しないでそのまま使用する原料
ハム、サラダ材料、漬け物、煮物、卵焼き、蒲鉾等
加熱調理する原料
野菜、肉類、魚介類等食材毎に区分して保管
3℃~5℃…乳、乳製品、肉類、魚介類、野菜、豆腐類、サラダ、煮物類
温度帯による細菌の状況

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110℃ 100℃ 90℃ 80℃ 70℃ |
ほとんどの細菌は死滅する。 ※ 加熱調理は75℃1分間以上 ※ 温惣菜の保温は65℃以上 |
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60℃ 50℃ 40℃ 30℃ 20℃ 10℃ |
活発に増殖する。 ※ 30~38℃が急速に発育 |
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0℃ -10℃ |
低温細菌は繁殖する。 |
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-20℃ -30℃ |
ほとんど発育しない。 |
保管作業のポイント


●加熱による殺菌 ● 薬剤による殺菌
4️⃣ 害虫、ネズミ対策
1、作業終了後の原材料保管は原料専用の密閉容器、冷蔵、冷凍庫に保管
2、定期駆除又は、足跡を発見した際は速やかに駆除を実施
現在は「安全・安心」が第一優先であり、衛生管理を怠ると会社存続の危機になる事件になる可能性もあります。
サニテーションの重要性は各自が肝に銘じるべきです。
また、お客様がお店を選ぶ条件として、お店がきれいであるとは必須条件になっています。
クレンリネスの重要性もしっかりと認識してください。
以下の表に水産売場・バックヤードでの一般的なサニテーション、クレンリネスのチェック項目を示しています。
毎日定期的(開店時、ピーク時、ピーク後、閉店時、品だし時など)に売場で実施し、確認をしなければならない項目です。
それぞれ各社にも同じようなチェック項目があるはずですので、自社のリストを確認し、実践することの目的を理解し、必ずルールに則って実践してください。
【サニテーション、クレンリネスのチェックリスト】 ※ 必ず各社のルールを確認してください。
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場所 |
No |
チェック項目 |
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売 場
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ケース |
1 |
ケースの温度は適正か |
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2 |
棚板は汚れていないか |
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3 |
背板は汚れていないか |
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4 |
コロビ止めは汚れていないか |
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5 |
マットは汚れていないか |
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6 |
仕切板は汚れていないか |
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7 |
平台もしくは大量陳列販売用台はホコリっぽくないか |
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8 |
ケース前に水がこぼれていないか |
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9 |
ケース前が臭く汚れていないか |
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| 商品 |
1 |
消費期限切れの商品はないか |
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2 |
ドリップ商品はないか |
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3 |
変色商品はないか |
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4 |
パック破れ商品はないか |
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5 |
要冷商品を非冷陳列していないか |
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6 |
目は陥没してマブタは赤くなっていないか(丸魚) |
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7 |
尻部から汚物が出ていないか |
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8 |
魚の悪臭がしないか |
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9 |
商品に髪の毛や汚物が入っていないか |
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| 販促物 |
1 |
POPスタンドが汚れていないか |
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2 |
POPケースが汚れていないか |
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3 |
POPそのものが汚れていないか |
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4 |
品名カードが汚れていないか |
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バ ッ ク ヤ | ド
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作業場 (環境) |
1 |
室温が18℃以下になっているか(理想) |
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2 |
床や壁が汚れていないか |
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3 |
床に水がたまっていないか |
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4 |
蛍光灯が汚れていないか |
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5 |
台車やミニキャリアが汚れていないか |
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6 |
入口の戸が汚れていないか |
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7 |
悪臭はしていないか |
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8 |
床や壁がウロコ等で汚れていないか |
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9 |
蛍光灯や殺菌灯が汚れていないか |
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10 |
蛍光灯や殺菌灯が切れていないか |
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11 |
天井が汚れていないか |
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12 |
収納棚が汚れていないか |
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13 |
トレーはホコリが被っていないか |
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14 |
床に直接魚貝類を置いていないか |
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15 |
カート・コンテナー・パイレスは汚れたまま使用していないか |
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作業場 (調理場) |
1 |
シンクが汚れていないか |
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2 |
シンクの下が汚れていないか |
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3 |
包丁ケースが汚れていないか |
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4 |
包丁が生食用と加熱用に区別されているか |
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5 |
まな板がアルコール消毒されているか |
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6 |
まな板が生食用と加熱用に区別されているか |
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7 |
タオルが洗濯され漂白されているか |
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8 |
タオルが生食用と加熱用に区別されているか |
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9 |
冷塩水は汚れていないか |
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10 |
刺身・切り身・盛付・パック担当者はマスクをしているか |
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| 盛付場付近 |
1 |
盛付台が汚れていないか |
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2 |
盛付台の下が汚れていないか |
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3 |
盛付台の引き出しが汚れていないか |
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4 |
八ンドラッパーが汚れていないか |
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5 |
タオルで拭き取りをしているか |
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6 |
汚れたタオルを使ってしていないか |
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7 |
要冷商品が放置されていないか |
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| 値付場付近 |
1 |
プリンターが汚れていないか |
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2 |
オートパッカーが汚れていないか |
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3 |
機器の下が汚れていないか |
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冷凍庫
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1 |
室内の温度が正常になっているか |
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2 |
生食商材とそれ以外の商材が区別されて保管されているか |
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3 |
庫内が棚割通り整理されているか |
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4 |
原材料・製品等が床に置かれていないか |
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5 |
商品の入庫日が記入されているか |
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6 |
先入れ、先出しをしているか |
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7 |
仕越商品とそれ以外が区別されているか |
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8 |
庫内に水がたまったり、ゴミが落ちていないか |
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しかし、商品の製造に手間がかかることにより、多くの労働力(=人時)を必要とし、経費としての人件費が他の部門に比べ増加しやすく、結果的に最終的な利益を確保しづらい部門となっています。
そのために生産性を上げるための、作業管理が大きな鍵を握っていると言えます。
特に時間帯品揃えに対応した商品の製造、作業計画がポイントなります。
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作業場 |
売場 |
その他 |
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製造(商品づくり) |
清掃 |
朝礼・昼礼 |
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仕越し、仕置き |
陳列、整理、フェース変更 |
発注 |
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計量・値付け |
POP確認・取り付け |
POP作成 |
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荷受・搬入 |
照明チェック |
ミーティング |
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原材料管理 |
温度チェック |
衛生検査 |
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温度チェック |
見切り |
計量検査 |
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整理・整頓 |
閉店時収納 |
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清掃・除菌 |
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2.時間帯別品揃え
開店してから閉店までの客層を調査分析して見て、どんな時間帯に、どういうお客様が、どんな惣菜を買ったのか、時間帯別に分析してお客様の購買動機に合った商品を、必要な時間帯に製造・販売することが出来たてでおいしい惣菜の販売に通じます。

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立 地 |
傾 向 |
開店時品揃え |
夕方の品揃え |
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住宅地 |
朝はゆっくり、夕方は比較的早い。 |
広く浅く |
ピーク時中心 |
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商業地区 |
朝はゆっくり、夕方は遅い。 |
昼食に合わせる |
最後まで温かい 商品を提供 |
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駅前 |
朝の出足は早く、夕方は遅い。 |
広く浅く |

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日曜・祝祭日 |
午前中が遅く、夕方が早くなるため、ピーク時間帯が集中する。ピーク時の重点商品の品薄、品切れに注意する。 |
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行楽シーズン |
外出が多くなるため、午前中の米飯類を早めに品揃えする。 夕方のピークも早くなるため、ピークに向け早めの品揃えを充実 |


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揚げ物 |
温さかが要求されるため、ピーク時に近い製造 |
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魚・肉惣菜 |
温かさはあまり要求されず早めの品揃え |
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弁当類 |
ご飯の温かさが要求されるため、ご飯のみ直前に製造 |
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寿司 |
時間を決めて早めの品揃え |
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サラダ・煮物類 |
納品物は問題なく品揃え |
| 時間帯 | 昼食 | 間食 | 夕食 | 夜食 | ||||||||||
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商品群 |
10:00 | 11:30 | 13:00 | 16:00 | 18:30 | 20:00 | 22:00 | |||||||
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天ぷら |
◎ | 〇 | △ | ◎ | 〇 | △ | ✖ | |||||||
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フライ |
〇 | ◎ | 〇 | ◎ | 〇 | △ | ✖ | |||||||
|
コロッケ |
〇 | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | △ | |||||||
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焼き物 |
✖ | △ | 〇 | ◎ | ◎ | △ | ✖ | |||||||
|
唐揚げ |
△ | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | |||||||
|
中華 |
〇 | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | △ | ✖ | |||||||
|
サラダ |
〇 | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | △ | |||||||
|
煮物 |
◎ | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | △ | |||||||
|
スナック |
△ | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | |||||||
|
生寿司 |
△ | 〇 | △ | ◎ | ◎ | 〇 | △ | |||||||
|
巻寿司・イナリ |
〇 | ◎ | 〇 | △ | 〇 | ◎ | 〇 | |||||||
|
ちらし寿司 |
〇 | ◎ | 〇 | △ | 〇 | △ | ✖ | |||||||
|
弁当 |
〇 | ◎ | △ | ✖ | 〇 | 〇 | △ | |||||||
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丼物 |
〇 | ◎ | △ | 〇 | ◎ | 〇 | △ | |||||||
|
オコワ |
〇 | ◎ | 〇 | 〇 | △ | ✖ | ✖ | |||||||
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おにぎり |
〇 | ◎ | △ | ✖ | △ | 〇 | △ | |||||||
◎ 重点展開 〇 展開強化 △ 絞る ✖ 売り切り
商品が少なくてお客様の期待を裏切らないよう、又、作り過ぎで商品の品質を低下させないよう、それぞれの店舗における開店時品揃えの目標にそって、作業を進めてください。
標準的な店舗の開店時の品揃えは、広く薄くが原則です。

この時間帯に夕食に食べる惣菜を探して来られるお客様はかなり少ないと考えられます。
従って、昼食関連の品揃えのキーポイントは以下となります。
➌ お昼ピーク後の品揃え
従って、惣菜売場は夕方のピーク時(16時~)に向かって作業準備の時間となり、売場の商品陳列量は少なくして、夕方ピーク時に向かってできたて商品を展開するために商品の製造は控えます。
但し、店の立地が駅前であったり、商店街の中だったりすると通行量の流れが多く、お昼のピーク以降についても客数があまり落ちないことも考えられますが、お昼のピーク以降も売場の商品量が多いと夕方ピークにできたて商品が製造できなくなり、お客様の支持が得られにくくなります。
➍ 夕方ピーク時の品揃え
午前の品揃えよりアイテムは絞り込みます。
※ 重点カテゴリーとしては、カツフライ、唐揚、焼き物、中華、生寿司、弁当、丼があげられます。
➎ 夕方ピーク以降~閉店前の品揃え
揚物などバラ売り商品についても夕方ピーク後の品揃えをしっかりと確認してください。
効率化によって、作業時間を短縮できれば、さらにお客様への提案ほか様々な売上アップにつながる作業を実施することができます。
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作業の基本原則 |
1 | 2 | 3 | 4 |
| 数を減らす | 同時に行う | 距離を短くする | 楽にする | |
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ヒント➡ ⬇要素 |
捜す、選ぶ、用意する、を必要以上に行っていないか? |
一方の手は遊んでいないか? |
不必要な大きい動きで行っていないか? |
動作の中で、もっと数を減らせないか? |
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動作方法 の原則 |
① 不要な動作を減らす。 ② 2つの動作を1つにまとめる ③ 目の動きを少なくする |
両手で始まり、 両手で終わる |
①動作は最適部位で ②動作は最短距離で |
① 楽な動作にする ② 他の力を利用 |
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BRレイアウト の原則 |
① 定物・定位 ② 順序よく置く ③ 作業し易い状態に置く |
両手の同時動作が できる配置にする |
B・Rは支障ない限り狭く する |
作業位置の高さを最適にセット |
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器具・備品 の原則 |
① 作業し易い器具・備品にする ② 2つの機能を1つにする |
器具・備品を利用 した方が良い場合はそれらを使う |
①材料の送り出しは、器具を利用する ② 最適部位で |
① 動作し易い形にする ② 重量は軽くする ③ 見える位置に器具・備品をセットする |

| 売 場 |
指定された通りに商品を補充されているか |
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商品は仕切り板で明確に区切られているか |
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先入れ、先出しの原則を守っているか |
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前出しを実施しているか |
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商品のフェース(ラベル)は、お客様の方に向けているか |
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品質劣化や破損した商品は、撤去しているか |
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商品で冷ケースの吹き出し口をふさいだり、積み過ぎで温度が 上昇していないか |
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POP |
POP・プライスカードがついていない商品がないか |
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必要なショーカード、告知POPはついているか |
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プライスカード、ショーカード、告知POPは商品と一致しているか |
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はずし忘れたPOPはないか |
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POPが汚れたり破れたりしていないか |
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POPで商品を隠していないか |
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試 食 |
商品を試食できる状態になっているか 試食台は汚れてないか |
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試食商品は、十分に陳列されているか(通常の3~5倍) |
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POPは必ずついているか |
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関連商品の提案もされているか |
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砂糖 甘味調味料 |
砂糖の多くはさとうきびかさとう大根が原料。主成分は蔗糖でいろいろな種類があります。
上白糖 普通、砂糖というとこれを指し、しっとりとした感触で味わいは 穏やか。白砂糖ともいい、ほとんどの料理に使います。 三温糖 精製した砂糖で上白糖と同じ車糖に属し、精製度が低く 薄茶色をしていて、甘味が強いので、田舎風や佃煮風の煮物などに向きます。 中ざら糖(ざらめ糖) 普通の砂糖よりも水分が少なく、結晶が大きいざらめ糖 の一種。 白ざらを精製後の糖液から作るので、薄い褐色をしています。 赤ざらめともいいます。 中ざら糖 粒子が細かい中ざら糖もあります。中ざら糖はさっぱりした甘みが得られるので煮物などに使うと、すっきりとした味の仕上がりに。 きび砂糖 サトウキビを精製する途中でそのまま煮詰めて造った砂糖です。黒砂糖ほどではありませんが、カルシウム等のミネラル成分が残っているため、サトウキビに由来する味わいと栄養価があります。料理に使うと黒糖ほどクセが強くなく、煮物料理にコクを出したり、魚料理の生臭さを 抑えたりできます。 てんさい糖 原料のてん菜の糖蜜をそのまま煮詰めて造った砂糖です。ミネラル含有量は、きび砂糖より少ないものの、他の砂糖には含まれない腸の調子を整えるオリゴ糖が豊富(5%)に含まれて いて、GI値もかなり低いのが特徴です。 黒砂糖 さとうきびを原料にした精製しない砂糖。コクのある独特の風味があり、カルシウムや鉄などが豊富。さまざまな和菓子、黒みつなどに使います。 グラニュー糖 粒子が最も細かいざらめ糖。溶けやすく不純物がないのでコーヒーや紅茶などに使ったり、お菓子作りなどに使います。 氷砂糖 精製糖を結晶させた純度の高いもの。不定形と角形があります。 溶けるのに時間がかかるので、徐々に浸透させたい梅酒などの果実酒作りにはうってつけ。 水あめ ぶどう糖や麦芽糖などのでんぷんを糖化して作った甘味。かなりの濃度があり、みつに加えたり、あめやキャンデーなどに使われます。 はちみつ みつばちが採取した花みつが、巣の中で熟成、濃縮したもの。 花の種類によって成分や色、香り、味などにも違いがあります。 パンにつけたり飲み物などに使います。 みりん もち米にアルコールとこうじを混ぜて熟成させ、糖化させてから絞った酒ですが、調味料としては甘みづけに使います。 アルコール分は14%くらい。 |
| しょう油 |
大豆を原料にした最も日本的な調味料。種類のほか、品質的に特級上級、標準に分類されます 濃い口しょう油 |
| 塩 |
調味料としては一番基本的な欠かせないもの。日本の場合は海水から作っています。
食塩 岩塩 |
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酢 |
調は酸味をつける以外にアク抜きや、たんぱく質の凝固を助けたり、防腐などの役割も果たします。
醸造酢「穀物酢」 最もよく使われる酢で米をはじめとする穀類が原料 で、穀物酢は麦やトウモロコシなどの複数の穀物の割合が高く、キリッとした酸味とシンプルな味わいが特徴です。 米の使用量が多いものが米酢でコクがありまろやかざである。 他に合成酢がある。 醸造酢「米酢」 米が主原料ですが米酢は米特有の甘みとまろやかな風味が特徴で、すし飯に使われます。 黒酢 材料や製法はいろいろ。基本的には米や麦などを最低でも一年以上、独特の発酵と熟成を行うので色が黒く、個性的な風味。中国料理の 肉の下味つけや、点心の酢醤油などに使われる。 バルサミコ酢 イタリアの香りのよいワインビネガー。長期間熟成させた黒い酢で 独特な風味があり、サラダや料理に使う。何十年もねかせた高級品は、リキュールのように果物にかけたりもします。 ワインビネガー 「赤」 上等でないワイン、ぶどうの果汁などが原料。赤ワイン用のぶどうを使い、赤い色とちょっと渋みのある味わい。 肉を使ったサラダ、ピクルスに。 ワインビネガー 「白」 白ワイン用のぶどうを使って作るので赤ワインビネガーよりもクセがなく、サラダ、マリネ、ソースなどに幅広く使える。 日本の醸造酢に比べると、酸味をストレートに強く感じる。 |
| 味噌 |
調原料の大豆にこうじと塩を加えて作りますが、こうじの種類によって米みそ、麦みそ、豆みそに大別されます。
信州みそ 米みその代表の一つで淡色みその代表。塩分は10%~12%位。 関東地方では最もなじみのあるみそです。 仙台みそ 色の分類からは赤みそに入る、米みそ。塩分は12~13%くらいで、いくぶん辛め。甘い白みそと合わせて使ったりもします。 麦みそ 麦こうじを使ったみそは九州や四国に多く、特有な香りがあります。塩分は産地によっても違います。 西京みそ 色が白っぽい米みそで、白みそを代表するもの。塩分は5~6%とみその中では最も低く、甘味があります。 八丁みそ 豆こうじを使った豆みそ。かすかな渋みのある独特の風味を持ち、 本来の赤だし用。塩けは強め。愛知のものが有名です。 赤だしみそ 堅くて溶けにくい八丁みそを、使いやすいように柔らかく加工した もの。さっぱりとした味は冷やしみそ汁などにも向きます。 |
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マヨネーズ トマトケッチャップ ソース類 |
調そのままで食卓で使う場合もありますが、調味料としての利用度も高いものです。
マヨネーズ サラダ油、卵、酢が材料。他の調味料や刻んだ香味野菜などを加えて変化をつけたりも。 トマトピューレ トマトを生または加熱して裏ごしし、濃縮したもの。トマト代わりにも使えます。 トマトケチャップ トマトピュレに香辛料や調味料を加えて濃縮したもの。 ピューレより日もちします。 とんかつソース ウスターソースよりもトマトピュレ、野菜や果物を多く加えてとろみをつけたもの。 ウスターソース 材料は複雑。本場イギリスのものとはだいぶ異なり、日本人好みの味になっています。 |
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醤 (ジャン) |
しょうゆの「醤」は中国語で味噌の意味で醤とされます。
豆板醤(トウバンジャン) ソラマメ、唐辛子を発酵させて作ったもので、塩味と刺激的な辛みが特徴で中国料理に使われます コチュジャン もち米由来の甘みが特徴で韓国料理に使われ、コチュジャンは加熱せずに使える一方、豆板醤は加熱すると風味が増し、炒め物に合います。 甜麺醤 (テンメンジャン) 小麦粉を原料にした中国の甘いみそ。たれに加えたり、炒め物に使います。 沙茶醤(サーチャージャン) 干しエビ、とうがらし、ニンニクなどを入れた調味料。 鍋物のたれや炒め物、煮物などに使います。 XO醤 大豆油、ホタテ貝柱、ハムなど10種類以上の材料を使った、香港生まれの醤油、炒め物に最適です。 オイスターソース カキのエキスにいろいろな調味料を加えて煮詰めたもの。 特有の旨みがあり炒め物に良く使われます。 ナンプラー エスニック料理でおなじみのタイのしょうゆ。かなり個性的な風味なので少量を効果的に使われます。 しょっつる 日本の魚醤油の代表、秋田特産でしょっつる鍋には欠かせません。 |
| 酒 |
料理に使うといっても基本的には飲むものと同じものです。
日本酒 日本料理に使う酒は当然日本酒。飲み残したものや燗冷ましなども 利用できます。 紹興酒 中国の米を原料にした醸造酒でアルコール度は14~20度。 中国料理には本来この紹興酒を使います。 ワイン 「赤」 料理に最もよくつかう酒がワイン。基本的には肉料理には赤を。 料理に使うのは飲むものと同じにするのが理想です。 ワイン 「白」 主として魚料理向きですが、鶏や豚、子牛料理などには使うことも よくあります。 シェリー スペイン産のワインの一種。白ワインと同じように使いますが料理用には辛口が合います。 ブランデー 一般的にはぶどうを原料にした蒸留酒。アルコール度は40度以上。 |
| 油脂 |
植物性の油と動物性の脂に大別されそれぞれにいろいろなものがあり、料理によって使い分けます。
サラダ油 ドレッシングなど生で食べるのに好都合なように作られた油。 原料は菜種、大豆、とうもろこし、綿実などいろいろです。 キャノーラ油 キャノーラ油は「サラダ油」の一種で.品種改良されたキャノーラ種の菜種から作られる油で、癖がなく、あっさりとした味わいが特徴で熱に強く、揚げ物や炒め物に適しています。 ごま油 ごまを炒って特有の香りを出して絞った油。中国料理の香りづけに 使うほか、他の油と調合し 天ぷら用などに。 オリーブ油 特にオリーブの若い実の一番絞りをエキストラバージンといい、これが上質。イタリア料理をはじめ、サラダなどに使います。。 アマニ油・えごま油 アマニ油はアマ科(種子)から、えごま油はシソ科(種子)からつくられますが、両方ともアマニ油とえごま油どちらも、オメガ3である「α-リノレン酸」豊富で健康効果の高い油です。生食のみで使用します。 サフラワー油 紅花の種子からとった油で紅花油ともいう。他の植物油と比べてリノール酸が多い。 調合米油 米ぬかから抽出した油を米油、または米ぬか油といい、これにサフラワー油などを加えたもの。天ぷらなどの揚げ物に使われます。 くるみ・アーモンド・ピーナッツ、等の油 ひと味違う個性的な油もあり、ドレッシングやマリネ等に使われる。 ラード 豚の脂を加熱して溶かし、精製したもの。とんかつなどの揚げ物や 炒め物 中国風の菓子などにも。あまり日もちはしない。 ヘッド 主に牛の脂肪を精製した「牛脂」のことです。精製された「ヘット(牛脂)」は、食用としてハンバーグやステーキなどに使われ、独特の風味とうま味を生み出します。 鶏油 ラードと同様に作った鶏の脂。中国料理、特にシンプルな野菜だけの炒め物などに加えると効果的。 バター 原料は牛乳。コクのある風味や香ばしさの点では最も優れた油脂と いえる。無塩もあるが普通は1~2%の塩分が添加されている。 マーガリン バターの代用品として風味の点でも健康面でも使用度が伸びている。 ファットスプレッド 油脂含有率が80%未満のマーガリン類の一種です。マーガリンと比べて水分が多く、柔らかくてパンに塗りやすいのが特徴です。 ショートニング 精製した動植物油に水素添加をした加工油脂。バターの代わりに、パン、菓子作りにつかいます。 |
| 辛み調味料 |
和、洋、中国、朝鮮、エスニックなどの料理で使う、代表的な辛み調味料として以下があります。
豆板醤(トウバンジャン) ソラマメ、唐辛子を発酵させて作ったもので、塩味と刺激的な辛みが特徴で中国料理に使われます コチュジャン もち米由来の甘みが特徴で韓国料理に使われ、コチュジャンは加熱せずに使える一方、豆板醤は加熱すると風味が増し、炒め物に合います。 マスタード 洋がらしのこと。酢やワインなどを加えて練ってある。 ドレッシングに加えたりソーセージに添えて。 粒マスタード からしの粒入りのマスタード。マスタードと同様に使う。 こしょう「白」 細かくひいてあるこしょうは洋風料理をはじめさまざまな料理に 最もよく使われる辛み調味料。白は万能タイプ。 こしょう 「黒」 白よりも香りが強い黒こしょうは、肉料理などにむきます。 白も黒も粗挽きタイプもある。 カレー粉 とうがらし、こしょう、ターメリックなど20~30種類もの香辛料をブレンドした複合調味料。カレー以外にソース類などにも。 粉わさび わさび大根とも呼ばれるホースラデ゙イッシュを乾燥させて、粉末状にしたもの。わさびの葉なども加えられている。 粉がらし からし菜類の種子を粉末にしたもの。和がらしと洋がらしあり和がらしのほうがアクが強い。 粉とうがらし 乾燥させた赤とうがらしを細かくしたもので、ストレートな辛さが ある。 ラー油 ごま油などの植物性油に赤とうがらしを加えて加熱し、辛み成分を抽出したもので、餃子の付けじょうゆに加えたりします。 |
| 粉類 |
材料につける場合と、とろみづけに使う場合があります。
乾燥パン粉 よく乾燥させたきめの細かいもので生パン粉に比べると日もちがする。 生パン粉 パンを半乾燥のきめの粗い粉状にしたもの。カツやフライの衣に使い、挽肉料理のつなぎにも使用します。 小麦粉 「強力粉」 小麦たんぱくのグルテンの量が多いもの。コシが強いのでパンや餃子の皮などに使います。 小麦粉 「薄力粉」 グルテン量が少ない小麦粉。お菓子作り、ホワイトソースや揚げ物の衣、料理に使うのはこちらを使います。 かたくり粉 本来はかたくりのでんぷんですが、現在はじゃがいもでんぷん。 唐揚げの衣に、とろみづけにと、最もよく使われる粉。 コーンスターチ とうもろこしのでんぷん。真っ白で粒子が細かくクセがありません。 洋風料理のソースのとろみづけなどに使います。 くず粉 くずの根からとる良質なでんぷん。和風料理のとろみづけ、ごま豆腐、和菓子などに使います。 上新粉 吸水させたうるち米を粉砕して乾燥させたもの和菓子の材料に使用します。 道明寺粉 もち米を蒸して乾燥させ、ひいたもの。材料にまぶして蒸し物などに使います。
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|
ア行 |
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和え衣 |
和え物を作る時に、具になる材料をからめるもの。 ごまあえや白和えではごまや豆腐をからめやすい固さにすり鉢ですり、調味料を加えて作ります。 |
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青み |
料理の色彩や味のバランスをとるために添える緑色の野菜のこと。 絹さや、青じそ、パセリなどを少量、主役の料理のわきや上に添えます。 |
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アク抜き |
主に野菜などに含まれる、くせのある味やにおい、 ハスは酢水に5分位漬けると変色しません。 |
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アクをとる
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ゆでたり煮たりするときに湯や汁が煮たってくると、白や茶色ぽい泡、アクが浮いてきます。これをとり除くことです。 |
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揚げ煮 |
一度油で揚げてから煮ること。材料のうまみが増し煮くずれも防げ。生ぐさみなども消えます。 |
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味をととのえる |
調理の仕上がり直前に味を確かめて調味料を補うことをいいます。 |
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油通し |
炒め物などによくつかわれる下ごしらえ法の一つで、炒めたり煮たりする前にうまみをとじこめるために、低温「100~160度」の油に通すこと。 |
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油抜き |
一度油で揚げてある材料を、調理前に熱湯に通し表面の油をとり除くこと。油くささを除くと同時に調理したとき味がしみ込みやすくなります。 30秒ほど熱湯でゆでるか、ざるに広げて両面ともに熱湯をたっぷり回しかけても良い。 |
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あら熱をとる |
加熱した直後の熱を湯げがおさまる程度に冷ますこと。 |
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板ずり |
キューリのイボもとれて色も鮮やかになります。 |
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いため煮 |
材料をいためてから、だしと調味料を加えて煮る調理法。 油でいためることでうまみとコクが増します。 |
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一番だし |
昆布と削りがつおでとった最初のだしのこと。 吸い物などだしの味が決めてになる料理に使います。 |
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裏ごしする |
豆腐、さつまいもなどを裏ごしの網の上にのせてしゃもじなどで押してなめらかにこしつぶします。 |
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落とし蓋
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煮物を作るときに使う、なべよりも一回り小さい蓋 木の落し蓋は必ずぬらしてから使います。 |
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カ行 |
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隠し包丁 |
火の通りや味の含みをよくするために、材料の見えにくいところに包丁目を入れること。 忍び包丁ともいいます。 |
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飾り包丁 |
火の通りや味の含みをよくするだけでなく、見ばえをよくするために、材料の表面に切り目を入れること。 |
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かつらむき |
野菜のむき方の一種で大根によく使われる手法。 必要な厚さに切ってから薄く長く切り離さないように、クルクルと回しながら芯近くまでむきます。 |
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紙蓋 |
煮豆や小魚のように長時間煮るものや、こわれやすい材料を煮る場合、落とし蓋として和紙やパラフイン紙をなべの大きさに切り、中央に十文字の切り込みを入れて材料全体をおおうようにかぶせて使います。 |
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からいり |
油や水を使わずに、乾いたなべやフライパンに材料を入れて炒めること。 コンニャクの水分をとばしたり、ごまの香りを出したりします。 |
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菊花かぶ |
焼き魚などの添え物に使われる、飾り切りにしたかぶの甘酢漬け。 好みの大きさの四角にかぶを切り、上面にこまかい包丁目を縦横に入れ、塩水につけてしんなりさせてから甘酢に浸けます。 |
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グラッセ |
ゆでた野菜をバター、砂糖、水でつやが出るまで煮たもの。 にんじんなど洋風料理のつけ合わせに用います。 |
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クルトン |
パンを5~7mm に小さく切ってきれいな油できつね色に素揚げしたもの。 バターや油でこんがり焼いても。スープの浮き実、シーザーサラダなどのトッピングに使います。 |
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クローブ |
丁子の花のしんを乾燥させたもの。 洋風料理のスパイスの一種。 シチューなどの肉の煮込み料理に使います。 細長い形を生かし、肉に刺して使うこともあります。 |
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固形スープ |
固形の洋風だしのもと。 湯に溶かしたり料理にくずして加え、調味に使います。 ブイヨン、コンソメの素として販売されています。 |
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ココット
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オーブン焼きに使う小さな器のこと。これを使った料理そのものを示すこともあります。 卵と野菜やベーコンで作ったものが代表的。 |
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こそげる 「こそげとる」 |
ごぼうやいも類の皮をこすり落としたり、魚のうろこをとり除いたりすること。野菜の皮の場合は、たわしや包丁のみね「背」で縦にこすって皮をはぎ落とします。 魚のうろこは包丁の先で尾から頭に向けて表面をこするようにします。 |
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サ行 |
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酒いり |
あえ物や酢の物に使う材料の加熱方法の一つ。なべに材料を入れ、 きのこや貝のむき身、いかなど用いられる手法で、余分な水分がぬけて酒のうまみがつき、生ぐさみが取れます。 酒をからめながら炒めます。 |
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さく取り |
魚の身を刺身にしやすい大きさの直方体「長方体」に切ること。 |
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さし水 「びっくり水」 |
麺や豆をゆでているとき、煮立ったところに水を加えること。 吹きこぼれを防ぐとともに、煮立ちをしずめて温度を下げ、再加熱することで材料の表面がしまり、麺は歯ごたえよくゆで上がり、豆は皮が破れずきれいに仕上がります。 |
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塩出し |
漬物や塩蔵品など、塩けの強い食品を水につけて塩けをむくこと。 急ぐときに薄い塩水を使う場合もあります。 |
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塩もみ |
材料に塩を振って手でもむこと。きゅうりの酢の物やかぶや大根の即席漬けには欠かせない下ごしらえの手法です。塩の量は料理や素材によって異なるが重量の1.5~3%の塩を振ってしばらくおき、軽くもんで水けをしぼると歯ざわりよく味もしみやすくなります。 |
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塩ゆで |
熱湯に塩を加えてゆでること。 目安は湯5カップに塩小さじ1程度、ゆだったらすぐに冷水にとって冷ますのが色よく仕上げるコツです。 |
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じか火焼き |
なべに入れず、材料を直接火にかけて加熱する方法。 網焼きやバベキューなどで適度な焼き目がついて、香ばしいおいしさが出ます。 |
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下ゆで |
火の通りにくい材料やアクの強い材料、また色よく仕上げたいものなどをあらかじめ茹でておくこと。料理によって茹でかげんは違います。 |
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しめる |
生の魚に塩を振ったり、酢につけたりして生ぐさみをとって身をしめることをいいます。 |
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霜振り |
生の肉や魚などを熱湯にさっと通すこと。 色が変わったら手早く冷水にとって冷まし水を切ります。 |
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しらがねぎ |
ねぎの白い部分を切り開いて中のしんを除き縦にごく細いせん切りにしたもの。 水にさらしてぬめりやくさみをとり水をよくきって使います。 |
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筋切り |
身の厚い肉をソテーやフライにする時、脂身と赤身の間の筋を包丁で切ること。 |
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| タ行 |
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血抜き |
レバーなどの内臓の血を抜く処理のこと。水または牛乳に4~5分つけておき、洗います。 熱湯でゆでることもあります。 |
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つくね |
ひき肉やいわしのすり身をだんご状にまるめたもの。 |
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つなぎ |
ハンバーグやつくねのように何種類かの材料を混ぜ合わせる時、まとまりをよくするために加えるもの。卵、片栗粉や小麦粉、山芋のすりおろしなど。 |
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強火の遠火
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主として魚を焼くときの火かげんのこと。ガスの熱源の両脇にれんがなどをおき10cmくらいの高さにし、焼き網をのせ強火で焼く。 |
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ナ行 |
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中落ち |
魚を三枚におろしたときに出る中骨のまわりについた身のこと。 まぐろなど大型の魚のこの身をそぎとって「中落ち」として売られています。 |
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なべ返し |
煮物などで、材料全体に少なくなった煮汁を行き渡らせる 手首を使って鍋を動かします。 |
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なべ肌から入れる |
なべの縁から側面に沿わせて入れること。 側面はよく熱されているので、醤油やごま油などをここから加えると特有の香りがひき立ちます。 |
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煮からめる |
煮物で木べらや箸で材料を動かしたり鍋返しをしたりしながら、まんべんなく味を行き渡るように煮ること。 |
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煮切る |
鍋に酒やみりんを入れて煮立てアルコール分をとばすこと。また煮汁がなくなるまで煮るときにこの言葉を使うこともある。 |
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煮含める |
煮物のとき材料の中まで充分に煮汁を吸い込ませて煮ること。 |
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ハ行 |
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針しょうが |
針のように細く切ったしょうが。皮をむいて細長く切り、水にさらし水をきって薬味やくせのある魚の煮物に添えて使う。 |
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ひたひたの・・ |
水や汁に材料が見え隠れしてだいたいつかっている状態を示す。 |
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一呼吸 |
調理中の動作でほんの数秒を示す。ほんのわずかな時間。 ・・・一呼吸煮る、おくなどと使われます。 |
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ひと煮「ひといため」する |
材料があたたまる程度にさっと加熱すること。 |
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ひと煮立ちさせる |
煮汁などが煮立った状態で少しの間「1分前後」煮ること。 |
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人肌に冷ます |
指や手のひらで熱いと感じない程度に冷ますこと。 |
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振り洗い |
くずれやすいものを洗うときに材料をざるにいれ、水か塩水を入れたボールにつけて、ざるを軽く揺すって洗うこと |
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マ行 |
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マリネ |
材料をつけ汁につけ込むこと。酢や油、ワイン、調味料、スパイスにセロりや玉ねぎなどの香味野菜を合わせたものに漬けて下味をつけます。 そのまま仕上げたものが料理名となることがあります。 |
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面取り |
じゃがいもや大根、かぼちゃ、かぶなどを煮る時、切り口の角ばった部分を少し削りとって丸みをつけること。 |
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もみじおろし |
大根に赤とうがらしを刺し込んでいっしょにすりおろしたもの。 |
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| ヤ行 |
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薬味 |
料理の味を引き立てる香味野菜や香辛料のこと。刻みねぎやおろし 大根、等々。 |
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ゆでこぼす |
材料をゆでて中の材料はそのままにしてゆで汁だけを捨てること。 蓋などで材料を押さえて茹で汁を捨てます。 |
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湯引き |
白身の魚や鶏肉などの火の通し方の一つ。さっと表面の色が変わる 程度に熱湯に通し、すぐに冷水で冷やします。 |
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湯むき |
トマトの皮をむくときに最もよく使われる手法。熱湯に少しつけたのち、冷水にとって皮をむくと、つるりとむけます。 |
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| ワ行 |
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わりした |
だしにしょうゆ、みりんなどを加えて調味した和風の合わせ調味料。鍋物の煮汁に用います。 |
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・冷凍品…170℃ ・チルド品…175℃~180℃ ★冷凍品は高い温度で揚げると、中心に火が通るまでに外側が焦げ付くため、チルド商品より低めの油温度で揚げる。
特に厚みのある原材料は2度揚げをして外側が焦げ付くのを防ぐ。
【 キーポイント 】
① フライヤーから取り出す前に、1回油の中で表、裏を返してやる。
② 商品をフライヤーから上げる時に、軽く振って油を切る。
※ 温度が高いうちでないと、油は切れにくい。
③ 商品をパック詰めにする時は、十分に放熱をしてからパックする。
※ 揚げる材料によって異なります。
・魚介天…175~180℃(厚みのある物は170℃)
① 天ぷらの華を咲かす。
② 良く火を通し、衣をカリッと仕上げる。
➜ 商品に焦げが入る手前まで
≪1回揚げの場合≫
揚げの美味しさは外側がカリッとして中はふんわり➠2度揚げ・3度揚げの効果 ● 焼き物 【 キーポイント 】
① 背の青い魚は、焼く時に前もって塩をする、白身魚は、焼く直前に塩をする。
② 焼き魚は、皮の部分に切り込みを入れて焼く。
③ 焼き物の火加減は強火の遠火で焼く、熱源が上火の時は、盛り付けて裏になる側から焼く、熱源が下火の時は、盛り付けて表になる側から焼く。
④ コンベクションの場合は、盛り付ける様に焼く。
※ 後にバーナーで焼き色を付ける。
⑤ 焼き魚は上火式の場合、先に60%(裏側)、返して40%(表側)で焼き上げる。
※ 表裏を返すのは、一度だけ⑥ 焼き網にくっ付かない様にするために、網を前もって十分に熱しておくか、又は酢や油を塗っておく。
① 鍋、フライパンは油や材料を入れるまえにあらかじめ十分に熱しておくと鍋肌にこびりつかない。
② 鍋、フライパンを熱した後、油を入れて十分になじませる。
(油回しをする) ③ 弱火で炒めると水気が出てベタベタする。
味を逃がさない為にも強火で出来るだけ手早く炒める。
④ 炒める際、鍋の表面の温度が高くなり商品が焦げ安くなるため、鍋を振ったり、ゆすったりして、商品に均一に火が透り易くする。
① 調味料の順番「さしすせそ」
し…塩 :最も基本的な調味料、煮物は2.5%を越えると塩辛く感じる。
す…酢 :塩味を丸くし、色鮮やかに、タンパク質を固める。
せ…醤油 :味をまろやかに、生臭みを取り、色を付ける。
さ…味噌 :生臭みを消し、風味を付ける。
み…味醂 :使う時は煮切ってアルコールを飛ばし、身崩れを防ぐ。
さ …酒 :主として旨みを付ける、味醂とは逆に身を柔らかくし、材料の臭みやクセをやわらげる。
② だしを取る時に、加熱しすぎてはいけない。
加熱し過ぎると、かつおぶしなどのうま味 ※(イノシン酸、アミノ酸)以外の成分も溶け出す。
① 炊いたお米を使用する際は、お弁当なら30分、お寿司用なら20分蒸らしてから使用する。
② おかずによって大きさに大小をつけて切って盛り付ける。
※ 同じ大きさだと単調になる。
※ 切りにくい物、固い物は一口大に切っておく。
③ 弁当は持ち運びする為、崩れないようにスペースが空かないように盛り付ける。
● お寿司
① ネタとシャリの鮮度が寿司の命であり、生ネタの入荷から使い切るまで時間、冷凍ネタの解凍してから使い切るまで時間について基準を決めて管理する。
② 販売時間管理については寿司ごとに基準を決め、時間内に売り切り ⇒ 製造を実施する。
苦みなどをアク
材料を和らげて色をよくしたり
のことで、材料の上
酒と塩各少々を
ためになべの柄を